HIDEKI KIMISHIMA
ARCAIVE
「NOT FOR SALE IN たいけん美じゅつ場VIVA」
2021年3月
編集中・・・
「大壁画制作プロジェクト IN いなりこども園(宮崎)」
2017年3月
2017年3月3人のメンバーは宮崎県都城市にある、幼保連携型認定こども園いなりこども園にて壁画制作を行った。
横約50m、高いところで3m壁面にかなりの大きさに圧巻されつつ、10日間という少ない時間の中での制作となった。
到着後、周辺を散策し宮崎県を代表する霧島連峰を主役にすることを決めた。その後夏には蛍が見えることができるという透き通った川や広大な畑を再構成し、全体の下書きを完成させた。
また園の顔である、入口側にはクラスごと動物の名前が付けられていたので(ひよこ組やキリン組などがあった)それらを構成して、他に子供達が「毎日元気で笑顔」になるようお花やでっかな太陽を描いた。
途中二度の雨に見舞われ、塗った部分が剥離してしまうという問題が発生してしまった。
ギリギリまでの制作となったが園の方の援助もあり、無事完成させることができた。
「東京2020公式プログラムパラスポーツの魅力発信企画展示」 2017年10月
パラスポーツの魅力や躍動感をアートの視点から発信することを目的としたプロジェクト。
10月、選ばれた5人の藝大生が各々障がい者施設へ出向き、2泊3日の滞在制作をしてきました。
私は、大阪にある「西淡路 希望の家」へお邪魔し、美術部の方と一緒に制作させていただきました。
はじめは障がい者施設なのでマイナスなイメージを持っていました。驚くことに伺うと、みなさん健常者となんら変わりありませんでした。作品もすごく熱量があって、すごく作業していることが好きでたまらないんだなと思った。どれも作品が興味深く、20m近い梱包材のプチプチを1個1個丁寧に塗られているものがあり、3年近くかけて作っており、圧巻されました。
私が今回伺って、一番教えられたのは、自由にやることです。制作する中で評価をされたいという気持ちが行き過ぎてしまい、憂鬱になり発想がなかなか出てこないことがよくあります。ですが美術部の方々をみて、そんなことを気にせず、のびのび制作している姿はほんと素晴らしかったです。
障がい者と関わり、すごく思考が変わったプロジェクトでした。